Entry No. 1493
重厚感と気品を兼ね備えた門構えをテーマに、プライバシー性と迎賓性を両立したファサードを計画しました。アプローチにはフラットなタイルと段差処理を施し、バリアフリー性も確保。目を引く門屋根にはライン状の間接照明を組み込み、夜間には温もりある光がゲストを優しく迎え入れます。
左右には独立した壁面意匠を配置し、装飾パネルと植栽を絡めた演出を採用。特に壁面に埋め込んだアクリルパネルのライティングは、昼夜で異なる表情を見せ、ファサード全体に立体感と華やかさを与えています。格子と石壁、タイルの色味はグレートーンで統一し、落ち着いた上質さを演出。
外からの視線を遮りながらも閉鎖的にならないよう、スリット状の柱や透過性のある門扉を設け、光と風が抜ける工夫を施しています。素材選定からライティングプランまで、細部にこだわり抜いたことで、昼夜問わず美しく機能的なエクステリア空間を実現しました。