Entry No. 0581
デザインコンセプトは「ラグジュアリー感漂う上品なエントランス空間」。街並み形成に配慮したクローズ外構を意識しました。余裕ある敷地の広さを活かし、門周りを意識的に引き込むことで門前に階段や植栽スペースを生み出しました。シンボリックな斜めのラインにより奥の門扉へと誘導しています。駐車場、アプローチ、お庭のテラス、全体で斜めのラインを基調にデザインすることで、広い全体に空間に統一感をもたらし、洗練された雰囲気に仕上げました。
Before
After
ボリュームのある壁面は、圧迫感が出ないように、抜け感、透け感を重視しています。細いアルミ鋳物のスリットフェンスはフォルム、デザインがエレガント。加えることでより門周りがより一層上品な雰囲気になります。
積雪地域ならでは、出来るだけ除雪範囲が少なくて済むようにカーポートの下にアプローチを絡ませています。アプローチ周りには、植栽や割栗石など自然素材で立体感を出しています。
広い敷地に対して数はそんなに多くは入れてませんが、階段下、樹木のアップライトと、ライティングも立体的に配置しています。樹木の影を建物の壁に映すライティングは特に効果的で、建物を大きく見せてくれます。今回は数少ない照明でも、思った以上の効果が出ました。
アプローチへと誘導するラインは、黒いタイルを使用。白い土間コンクリートの中にコントランスが効いたラインが際立ちます。ピンコロの黒のラインと幅を変えるだけで、ラインを際立たせることが出来ます。斜めのラインは、空間に動きを生み出し、いろんな角度から様々な風景の変化を見せてくれます。